福岡市はもしかしたら博多市だったかも?

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みなさん博多弁というと「~たい」「~くさ」「ばってん」など福岡芸人の活躍もあり全国的に知られるようになりました。郷土愛の強い福岡県民にとっては大変喜ばしいことですね。

でも福岡県民の全てがこの博多弁かと言うと実はそうではありません。主に博多弁が使われるのは福岡市の中でもその昔、商人の町として栄えた「博多部」と呼ばれる地域です。博多祇園山笠で有名なばしょですね。ではこの博多部の堺はというと福岡市の中心、中洲近くを流れる那珂川です。そしてこの那珂川にかかる橋の名前が「福博であい橋」と言います。まさに博多部と福岡部が出会う場所ですね。現在はこの出会い橋、名前のとおりカップルの待ち合わせ場所になっています。

そこで「博多」という名前の由来を調べてみると…

鳥が羽を伸ばしたような地形から「羽形」から「博多」となった。

泊潟からきた。

人や物が多く集まり、土地が広博であることからきた。

船の泊まる潟がなまった。

など諸説あるようです。でも福岡市に博多区はあるものの博多という場所はないんです。じゃあ何で博多駅?疑問が湧きます。

その前に「福岡」という名前の由来から紐解きましょう。NHKの大河ドラマでも知られる黒田官兵衛ですが、慶長6年に筑前国福岡藩の藩主、官兵衛の息子長政が現在の福岡市東区の名島城から城を移す時に、もともと現在の福岡市中央区に福崎という土地に築城する際、出身地の備前国福岡庄(現在の岡山県瀬戸内市長船町)にちなんで福岡城としたそうです。

こうして城下町福岡と中世以来の貿易都市であった博多は、福岡藩の商工業の中心となり現在の福岡市発展の礎となりました。

それから明治時代の市制施行時です。「博多市か?福岡市か?」の大論争が巻き起こります。当初は「博多市」が優勢だったそうなのですが、分けてしまえという「分離論」が出るほど揉めたそうです。そして議会での採決も賛否同数でだったとのことで、最終的には議長(福岡部出身)裁決で「福岡市」に決定しました。ということは、もしかしたら福岡市ではなく博多市だったかも知れませんね。博多市…何だか新鮮です。

こうして市名の座を譲った「博多」でしたが、当時の国鉄が博多駅を作る際、その場所は博多部に位置することもあり駅名は「博多駅」となったとされてます。全国でも珍しい市名を冠しない駅となりました。ちなみに博多駅の住所は「福岡市博多区博多駅中央街1 博多駅」です。前にも書きましたが、「博多」という地名はやはりありません。

でも個人的にはこの「博多」という響きはとても好きです。某46グループも「HAKATA」です(笑)

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