カンピロバクター発生のピークは5月~7月です。
発熱、頭痛、吐き気、腹痛などの症状がみられ、主にニワトリの生肉や加熱不足の鶏肉を食べたときに感染する食中毒です。
そもそも食中毒は自然に回復しますが、間違った対処をするとかえって長引く原因となります。
正しい治療法や予防法について解説します。
カンピロバクターとは
家畜の腸管内に生息している細菌です。
特に鶏肉から検出されることが多いようです。
カンピロバクターは摂氏31度~46度で増殖しやすい一方、摂氏30度以下では増殖できません。
通常の室温では徐々に死滅していきます。
だからお刺身が新鮮なほど、カンピロバクターが生存していると思ったほうが良いでしょう。
カンピロバクター食中毒の症状
カンピロバクターの潜伏期間は2日~7日で、初期症状は発熱や倦怠感、頭痛、筋肉痛などが起こります。
その後、吐き気や腹痛がみられます。そして数時間後には下痢の症状が起こります。
こどもの場合は血便を伴うことがありますから、O157感染との見分けが難しいです。
予防対策
では鳥の刺身は食べられないのでしょうか?
いえ、そんなことはありません。