2018年に入って街中で見かける、まるでロンドンタクシーのようなミニバン型のタクシーをご存知でしょうか?
このミニバン型のタクシーの車名はジャパンタクシーと言います。
しかもこのジャパンタクシーはこれから益々街中に増えていくとの事なんです。
いったいどういうことなんでしょうか?
ジャパンタクシーとは?
JPN TAXI(ジャパンタクシー)はトヨタ自動車が2017年10月から発売を開始したタクシー専用車両なんです。
この車両はトヨタ自動車が製造する「シエンタ」をベースにタクシー専用車両として製造されました。
タクシーではおなじみのLPG燃料に対応したLPGハイブリッドシステムが採用されています。
リアドアはスライド式で天井が高いため開口部が広く、乗り降りも楽です。
旅行でのスーツケースを持ったままの乗車も可能なので、空港からの移動も楽々ですね!
足元も広くてゆったりです。
またバリアフリー性能も強化され席を畳むことで、車椅子に乗ったままでの乗車も可能です。
シートヒーターが標準装備されており、後部座席でコントロールすることが可能です。
手元を照らす読書灯なども装備されていて、夜間の乗車時にカバンの中をゴソゴソする時にも快適です。
スマートフォンの充電に便利なUSBコネクタも装備しています。
トヨタ自動車のタクシー向け乗用車としてはおよそ20年ぶりの新型車両となります。
ジャパンタクシーはこれから増える!
いままでのタクシーのスタンダードはトヨタ自動車のセダン「クラウン・コンフォート」でした。
しかしこの「クラウン・コンフォート」は既に製造が終了しています。
またタクシーは通常、約6年サイクルで車両を入れ替えています。
タクシーは年間あたりで約10万kmもの距離を走行します。
そのため耐久性や安全性を考慮することと、LPG燃料タンクの検査が「高圧ガス保安法」に基づいて6年毎に行われることから5~6年を車両交換の目安としているようです。
ということで、これから入れ替わるタクシー車両は随時ジャパンタクシーに変わっていくこととなります。