モッコウバラについた毛虫の駆除方法について解説しています。
またモッコウバラの正しい育て方についてもご紹介しています。
モッコウバラは挿し木で育ちやすいバラですから、初心者でも挿し木で成功しやすいのです。
毛虫を寄せ付けないためには
忌避剤と呼ばれる害虫予防薬を使うと良いです。
我が家ではニームオイル系の薬剤を使ってます。
ニーム種子から抽出した天然の保護液ですから安全です。
水に溶かして使います。定期的にモッコウバラに散布すると毛虫などの害虫被害にも強くなります。
また、最近では「お酢」でできた害虫予防材なんてのもあります。
お酢でできているので、お子様やペットがいても安心です。しかし殺虫殺菌剤ではありませんので1週間に1回以上のこまめな散布が必要です。
毛虫がついてしまったら
すでに毛虫など害虫がモッコウバラについている場合は、「スミチオン」や「マラソン乳剤」などの農薬を散布します。
土にまくタイプですと、オルトラン粒剤などが一般的です。
毛虫の数があまり多くないようでしたら、「キンチョール」など一般の殺虫剤でも良いと思います。
育て方「根を付ける」
まず枝の切り口を斜めにカットします。
葉っぱが付いているのであれば、半分位の数になるように葉を落とします。
水にしばらくつけたあとに、発根促進剤「ルートン」などを付けます。
次に小さい鉢やポットなどに赤玉土やバーミキュライトを入れて発根用の土をつくります。
ここに挿し木を植えてビニールで覆います。
直射日光を避けた明るい場所に置いて土が乾かないようにたまに水を与えてください。
30日~40日で根が付くと思います。根がついたことを確認したら、水やりを控えてください。
根が十分に付いたら植え替えます。
育て方「鉢植えか?地植えか?」
モッコウバラはとても良く育ちます。
地植えにすると枝がグングン伸びて暴れます。剪定をして管理する必要があります。
もし剪定など面倒だと思われるようでしたら、鉢植えをおすすめします。
鉢植えですと大きくは育ちませんので、管理が楽です。
地植えの場合は、日当たりの良い場所に植えてください。基本的には水やりは不要です。また2年に一度は植え替えが必要です。鉢を段々と大きくしてゆき、最終的には12号~13号の鉢での栽培になるかと思われます。植え替えが大変になったら毎年土を4分の1づつ入れ替える方法に移行しましょう。
地植えの場合、大きくなると8mくらいになりますので、誘引や剪定が必要です。鉢植えの場合は、水はけの良い土を選んでください。水やりは土の表面が乾いたら与えるようにします。
肥料は一般のバラ用肥料で良いのですが、与えすぎると花が咲かないので注意してください。
育て方「剪定」
6月から7月上旬の花が咲き終わって新芽がつくまでに剪定します。
全体のバランスを見ながら、花の咲き終わった枝を半分くらい落としてください。
手入れを怠るとボウボウに茂ってしまうので、しっかりと剪定しましょう!
育て方「誘引」
直立した状態ですと、花の付きが悪くなります。
横方向に誘引させます。お庭のフェンスなどに絡めたり、園芸用のはり金で固定します。
まとめ
フェンスなどの目隠しにモッコウバラを使いたい方は多いかと思います。
そんなときは、挿し木を繰り返して株を増やしていくのが良いでしょう。
枝の成長が止まった硬い枝を10cm~15cmほど切り落として挿し木します。
いかがですか?参考にしていただければと思います。
モッコウバラが良く育ったら、挿し木をご近所やお友達にプレゼントしても良いですね!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。